* * *
現地から次の声をお届けします。
2012年12月15日に開催された
脱原発イベントNuclear Free Now 脱原発世界会議2で
「上関原発を建てさせない祝島島民の会」の橋本典子さんがされた報告です。
祝島では、
上関原発の建設にともなう漁業補償金の受けとりを拒む祝島の漁師さんたちに
山口県漁協が受取りをせまっていて、
2013年8月2日午後5時から総会の部会を開催しようとしており、
いままた大変です。応援よろしくお願いいたします。
________
こんにちは。
山口県からきました橋本典子と言います。
宜しくお願いします。
祝島は高齢者が多くて私が若手です。
普段は美容師と母親から習った味噌を作ってます。
22才の時に原発問題が起きて
推進と反対派と別れて
残念ながら
昔の和気あいあいとした島の生活は無くなりました。
中電と国に人間関係をバラバラにされたのがとても悔しいです。
3年前から海の埋め立て工事を始めようと
昼、夜関係なく作業船を動かして来るので
毎日が戦いで
母親の面倒もそこそこに反対運動してました。
私の運動の仕方は
引いたら負ける絶対に引かん
と自分に言い聞かせてやってました。
作業をやめさせようとボードに乗り
9時間船にしがみついた事もあります。
父親が広島で被爆してるので私は被爆二世ですね。
だから余計原発は絶対建てさせないと体を張ってやってます。
中電に毎日のように
違法行為とか警告とか言われて
最初はめちゃくちゃビビりましたが
だんだん慣れてきて
普通の言葉と変わらなく聞こえてきました。
自分達は正しい事をしてる
これで警察や海上保安庁に捕まってもええわ
と思ってやってってました。
旦那もずっと船で反対運動して、
ほとんど2年間仕事は出来ないし
体と精神状態は、かなりきつかったと思います。
船に慣れてる旦那でも
陸に上がると体が揺れてると言ってましたね。
最悪の状態でした。
全国から布メッセージやカンパの応援を頂いたり
若者達が見張りをしてくれてて助かりました。
そのために若者2人と
島民の会代表 清水さんと
旦那 橋本久男が4800万訴えられました。
中電はまだ原発を建てると言ってます。
30年から毎週月曜日にデモをやってます。
現在1151回(2012年12月現在)になりますが
これから高齢者化が進み色々な運動も厳しくなってます。
私達は
自然と共にに生きたい
それだけの事がとても難しいんです。
これからも祝島を助けて下さい。
宜しくお願いします。
(報告者:橋本典子さん)
0コメント