大間原発反対現地集会レポート

6/16(日)に約500人で大間原発反対現地集会!

2013年6月16日(日)に、第6回大間原発反対現地集会が開催されました。

主催は大間原発反対現地集会実行委員会で、呼びかけは核燃料廃棄物搬入阻止実

行委員会、ストップ大間原発道南の会、PEACE LANDでした。

本州最北端の大間町の大間原発敷地に隣接している一坪共有地に全国各地から約

500人が集って建設中止を求める行動をさらに強化することを申し合わせ、

その後デモを行なったとのことです。

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青森県三沢市の核燃を考える住民の会の山田清彦さんから、所感が届きましたの

でご紹介します。

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これだけ多くの方が、大間町に来ると、壮観なのでしょう。

かつては、30年前くらいにデモもあったが、久しくなかった大間町です。

昨年のデモ(確か400人規模だったような)でも、窓から覗く町民が多かった。

今年は、外に出てきたり、チラシを受け取ったりと、まあまあの反応。

ただし、集会場所が反対派の土地であるのと、町から外れているので、ロック集

会に大間の方々がおいでになるのには、もう一工夫必要でしょう。

昨年10月1日からの工事再開が伝えられる大間ですが、6月16日に見た限り、

クレーンの位置等は変わっていませんでした。

ただし、新たに足場を組んだ場所もありましたので、付帯工事は徐々に進んでい

るようです。

デモがあるというので、原発用の宿舎の前に、立ち入り禁止の看板があって、宿

舎の住民が自分で看板を移動して車を出し入れしていました。

大間は最近海藻が取れる量が激減した。この背景には、原発の港の整備で、大量

のコンクリートがぶち込まれたことによる影響が大きいでしょう。

また、テトラポットに、海藻が付着しないように薬を塗るという話も聞きます。

一旦は原発推進のために、海を売った(漁業補償を受け取って)人々が、原発の

影響で漁獲量が減って、困った困ったというのは、なにか矛盾のような気がします。

でも、海藻とかが復元しないと、また原発の工事に関連するようになってしまう。

同じことは、むつ小川原港の工事で海流が変わった六ヶ所村・泊で起きました。

あれだけ核燃に反対して、座り込みをした方々が、むつ小川原港の工事で海流が

変わり、岩礁地帯に海砂が入って、海藻、ウニ、アワビが激減して、生活の糧

を求めて土建屋に切り替えた。六ヶ所村の土建屋の多くは、再処理工場の仕事の

下請けに入ることになる。結果的に、以前再処理工場に反対した方々が、再処

理工場を作る仕事で糧を得ることになった。

あの時と同じ光景が大間で繰り広げられないようにするには、以前のように豊富

な海藻が取れる海にすることが望ましい。

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(報告者:小池裕三)

脱原発の道 〜いのちをつなぐ、海をつなぐ〜

原発ゼロを続けたいと願う各地の動きやアクションの呼びかけを伝えます。新規立地計画をかかえる祝島沖・上関(山口)と大間(青森)、東電の福島第一原発事故のあと唯一稼働した大飯原発のある嶺南(福井)…3つの地で行動する人びとの直接発信と情報共有を目指すチームゼロネットの活動を応援し、マスコミが発信するニュースに留まらず、現地の状況にまつわる多様な声を発信します。